みなさん、こんにちは。HSC書籍制作プロジェクトのチームメンバーのなかむら みかです。
今回は前回に引き続き「HSC×保育園・幼稚園」についてのアンケートの結果をお伝えします。
「HSC×保育園・幼稚園」その1をまだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらからご覧ください。
前回こういったアンケートの結果を紹介させていただきました。
【HSCのお子さんをお持ちの方への質問です✎】
お子さんの園活動で最も大きな悩みは何ですか?
・入園前の方は最も大きな心配事を、小学生以上の方は過去の経験でお答えください。
・その他の不安や複数ある方はリプ欄にお願いします。#HSC #ひといちばい敏感な子#HSCproject— 「HSC=敏感で繊細な子の明るい未来」書籍制作プロジェクト (@HSC_book_pj) 2019年1月9日
結果は、母子分離不安が約半数で1位でした!
この質問には、たくさんのコメントいただきました。
それについては「HSC×保育園・幼稚園」その1の中で紹介させていただいています。
その中で、「幼稚園入園を控え通っているプレ幼稚園の先生に、HSCについて話してみた」という母子分離不安に関するコメントがとても素敵で参考になるお話だったので、こちらで詳しくご紹介させていただきます。
その方が初めにくださったコメントにはこう書かれていました。
4月から幼稚園年少予定です。プレ幼稚園に通っていますが、母子分離できません。給食も心配です(偏食&他人と一緒にご飯を食べたくない)し、園バスも心配ですし(誰か隣に座ったら絶対拒否)、行事で走ったり踊ったりやりたがらないし、人前で発表なんて断然拒否でしょうし、心配がつきません
そのあとプロジェクトチームのメンバーと何度かメッセージのやり取りをさせていただく中で以下のことを教えてくださいました。
・(コメント投稿時)現在、プレ幼稚園は、本当は母子分離しないと通えないのに、「お母さんも一緒にいていい」と言ってくれているので、相談の余地がある園だと感じている。
・ただ、入園したら母親の出入りはできなさそうである。
・母親である自分の不安な気持ちが子どもに伝わることがよくないと感じている。
・プロジェクトのツイートや自分と同じように悩んでいるお母さん方のツイートが励みになっている。
そして、その約2週間後、この方は、こんなコメントをくださいました!
先日プレの先生にHSCを話したら、早速アーロン氏の本を読んでくれました。そこで、2月から毎日プレに通って、そこでまずは10分から私と離れる練習をする事になりました。私と2人で同じタイマーをそれぞれ持ち、ゼロになったら来るね、という方法を試してみます
プレの先生に思いきってHSCのお話をしたこと、素晴らしいですね! そして、その思いがプレの先生に伝わり、エレイン・N・アーロン氏のHSCについて書かれた本「ひといちばい敏感な子」を読んでくれたのですね!
スモールステップで試していただけるプレ幼稚園、素敵です!
勇気を出して相談されたお母さん本当にすごいです!
そして、この後の、ご自身が「お子さんの行き渋り」を経験したプロジェクトメンバーのコメントも、「幼稚園入園後の行き渋り」などでお悩みのお母さん方の参考になると思うのでご紹介させていただきますね。
3歳8ヶ月の息子がいます。
我が家も似たように幼い頃無理やり離した経験がありました。(同様に夜泣きやかんしゃく増↗︎)
今通う園ではスモールステップを試みて入園。
現在も3歩進んで2歩下がるといった感じですが、1歩ずつは前に進んでいる感覚もあります。
【園の先生と連携してスモールステップで注意したこと】
・離れた後もムリに泣き止ませない(園の先生が寄り添い「寂しいよね」「泣きたいだけ泣いていいんだよ」等、共感してもらう)→ママのいない園でも、信頼できる先生がいるという安全基地を作ってもらう。
・お迎えの時間を約束し、必ず守る。→ママはバイバイしても約束通り戻ってくる。
・戻ってきた時に泣いていたり落ち込んでいるようなら、「寂しかったんだね」「よく頑張ったね」と共感し労い寄り添ってあげる。
あくまでも我が家での一例ですが、少しでも参考になれば……
その他にも、プロジェクトメンバーからこんな事例も紹介させていただきました。
時計が読めないうちはどのような活動を消化するとお母さんに会えるのか、イラストなど目で見てわかる提示がお部屋にあると、お子さんの不安が軽くなるかもしれないですね(終わった活動にチェック)
いかがでしたか?
初めての集団生活にお子さんを送り出すとき、お母さんもとても不安を感じると思います。
入園前、入園後ともに、さまざまな悩みが出てくると思いますが、どうかお母さんが一人で悩みを抱え込まず、園の先生や周りの人に話をして味方を増やしてもらえたらいいなと思います。
そうはいっても、なかなか話ができそうな状況でない場合は、共感し合える仲間のいるコミュニティに参加してはいかがでしょうか?
例えば、このHSCの書籍制作プロジェクトを主催しているkokokakuさんが立ち上げたオンラインコミュニティ『HSC親子の安全基地』というものがあります。
こちらは「HSCの親子がもっと安全で安心、幸せと感じられる世の中になるように」という思いで作られた居場所です。2019年4月1日に交流を一緒にしていく仲間の募集を開始したばかりですので、こういったコミュニティに参加してみるのもの一つの方法だと思います。
また、私たち書籍制作チームが現在制作中の書籍の中でも、こうしたコミュニティなどの安全材料の紹介もしていますので、ぜひお手にとって参考にしていただけたらと思います。
それでは、次回は「HSC×強み」についてのアンケート結果についてお伝えしたいと思います!
お楽しみに!