日中を、琴子さんの実家で過ごしていた琥博くん。 「学校の昼休みに友だちに会いたい」と言うことがあったので、その時は、おばあちゃんが一緒に行ってくれていました。 教頭先生にご挨拶をしたとき、琥博くんの表情が苛立ったように変わりました。 その後、琥博くんは友だちとも会えたけれど、家に帰ってから、ずっと気分が荒れていたのだそうです。 そして、琥博くんは、おばあちゃんの涙ぐんでいる顔を見て、琴子さんに「生きてる意味がない、死にたい」と言って泣いたのでした。
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母の意識を変えていった、子どもの言葉や体からの訴え【琥博くんの個性が花開く場所 Vol.6】
琴子さん「当時は、思うようにならずに癇癪を起こすことが日常になっていました。本当はこれが心の叫びなのに、前はわがままと思い込んで抑え込もうとしていたんだなと思います。徐々に耳が傾けられるようになったのは、チックが心理的なものと知った後から。そんなふうに身体に出たり、『母ちゃんは僕を苦しめる』などはっきりした言葉を繰り返したりしたことで、ハッとさせられ、イライラしたり言い聞かせようと思ったりせずに、受け止められるようになっていきました」
どうしたら学校へ行けるかという思いがあった頃【琥博くんの個性が花開く場所 Vol.5】
11月下旬。琥博くんから、「学校イヤ!ゼロ分もイヤ!」という言葉。 しかし、何がイヤなのか、ということはわかりませんでした。 この当時は、どうしたら学校に行けるかという思いがあったので、先生方と話し合い、先生に迎えにきてもらうことを試みることになりました。
感受性が強く、敏感で繊細な気質を生まれ持つ子の心を守る「HSC子育てラボ」
NEW 2022年11月23日に公開された、映画『母性』のパンフレットに掲載の寄稿レビュー(執筆:斎藤 裕医師)を公開しました。 おすすめ 「支援者(学校、行政機関、周りの人)」と「当事者(不登校の子と親)」立場に、不合 […]
不登校になったHSCの、目に見えない傷をどう見極め、対処していったらいいか?
HSC(Highly Sensitive Child)は、その気質の特性から、学校などの環境で苦痛に感じられることが多く、人知れず心に傷を負ったまま過ごしていることがあります。HSCが「学校に行けない」「学校に行きたくな […]
愛着形成に目を向けることの大切さ
子どもが園や学校への行き渋りや不適応を示した時、ほとんどの親御さんはネット検索をしたり、知人に相談するなどして、対応や判断を模索されると思います。 中にはカウンセリングを申し込んで相談して下さる方や、コミュニティに参加し […]
「HSCを守りたい」刊行から2か月。不登校やHSC子育てへの思い
夏休みが終わり、新学期となるこの時期は、子どもの自死がもっとも多くなるといったことが、ここ数年、不登校関連の報道や番組、記事を通して知られるようになりました。 学校がつらいと感じる子の心の中は、見た目よりずっと深刻だった […]
HSC(とても敏感で感受性が高い子)とは? 特徴・チェックリスト・接し方のポイント
メディアでも取り上げられることが増え、少しづつ認知の広まりを見せるHSC(Highly Sensitive Child:とても敏感で感受性が高い子)。 著書『HSCを守りたい』の刊行に際し、HSCに初めて触れる方にも、す […]
「HSCを守りたい」Amazonで販売が始まりました
7か月の期間を費やして制作してきた書籍「HSCを守りたい」が印刷を終え、無事に完成しました。 写真は、クラウドファンディグにご支援いただいていたみなさまへ、リターンとしてお届けするための書籍が届き、開封した時のものです。 […]
HSC書籍制作プロジェクト アンケート集計結果のまとめ⑩〜「HSC×不登校」〜
みなさん、こんにちは。HSC書籍制作プロジェクトのチームメンバーのなかむら みかです。 今回は現在制作中の書籍のメインテーマでもある「HSC×不登校」についてのアンケートの結果をお伝えします。 […]