
本記事は「心のサインを“回復の道しるべ”に変える6つの視点」シリーズの第2回です。
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教育制度と社会通念が「親の心を乗っ取る」瞬間
「明日には登園できるように」
「泣いても預けたほうがいい」
「ここで慣れないと小学校で苦労する」
こうした言葉の背景には、
教育制度や社会の価値観が親の心を乗っ取る構造があります。
“制度が求める子ども像”に親が合わせに行ってしまう理由
乗っ取られた状態になると、
親は“制度が求める子ども像”に合わせようとし、
目の前の子どもの心より
「適応」を優先してしまいやすくなります。
子どもが抱える「言葉にならない痛み」
そして子どもは、
・寂しさ
・恐怖
・裏切られた感覚
・見捨てられ不安
を抱えながらも、
言葉にできずに蓄積していきます。
“困った行動”ではなく「魂の叫び」
すると、
抱えきれない子どもは怒りを爆発させます。
叩く
叫ぶ
しがみつく
離れない
これは「悪い行動」ではなく、
“私を見て”という魂の叫びです。
社会の価値観が「子どものSOS」をすれ違いに変えてしまう
でも親は、社会の価値観に乗っ取られると、
その叫びを
「困った行動」
と認識してしまう。
このすれ違いが、
子どもの心に深い傷を残します。
目の前の子どもの感覚に帰る——そこから回復が始まる
本当に必要なのは、
制度や周囲の目ではなく、
目の前の子どもの感覚に戻ること。
その瞬間から、
安心の回復が始まります。

▶ 次の視点を読む:③『『なぜHSCは人間関係で深く傷つくのか──トラウマが“現在で再演”する仕組み』
執筆者
斎藤 裕
『HSC子育てラボ』顧問/医師
妻との共著書に『ママ、怒らないで。』[新装改訂版](ディスカヴァ―・トゥエンティワン)、
『学校がつらいよ。無自覚な“学校信仰”がHSCの人生におよぼす影響』がある。
『HSC子育てラボ』顧問/医師
妻との共著書に『ママ、怒らないで。』[新装改訂版](ディスカヴァ―・トゥエンティワン)、
『学校がつらいよ。無自覚な“学校信仰”がHSCの人生におよぼす影響』がある。
編集者
斎藤 暁子
『HSC子育てラボ』代表/心理カウンセラー
『HSC子育てラボ』代表/心理カウンセラー

