みなさん、こんにちは。HSC書籍制作プロジェクトのチームメンバーのなかむら みかです。

 

今回は現在制作中の書籍のメインテーマでもある「HSC×不登校」についてのアンケートの結果をお伝えします。

 

 

お子さんがもし不登校になった(現在、不登校の)場合、親御さんが最も気になることは何ですか?

 

 

結果は、行きたくない子どもの気持ちが一番多かったですが、子どもの将来についても同じくらい気になることだとわかりました。

 

コメントもいただきました。

 

小2ホームスクール中です

・気質にあった環境遊び

・自主的な学びのサポート

・将来に繋がる専門性を高める

と考えると正直、時間的金銭的にも負担はあることでしょうか……。

でもトラウマのリスクがなくなり得意を伸ばす時間は確保されました。

私が気持ちに余裕を持つよう気をつけるのがムズカシー

 

社会との繋がりをどこで持つのか、どこが家以外の安心できる場所なのか、今悩み中です。あと、家にじっとしているのも気が重いので、子供と外に出かけるのですが、出れば出るほどお金も飛んでく。一時的なものなら良いのですが……

 

 

~学校以外の選択肢について~家や学校以外で、フリースクール等の人が集まる場所に安心して通っていますか?

 

結果は、なんと、その他が一番多かったです!

多様性があるのでしょうか? コメントをいただいているので見ていきましょう。

 

HSCには障害のある子もいます。自治体発行の受給者証が取得できそうな敏感さんの場合は個別〜少人数対応可能な放課後デイも貴重な選択肢かなと思います。数年前フリースクール見学しましたが過敏な息子にはとても無理そうでした……。現在はLITALICOさん等の放課後デイが安心の場所で社会との繋がりです

※LITALICO……「障害のない社会を作る」というビジョンを掲げ2005年に設立された株式会社

 

我が家のHSCと思われる次女小学1年生は、好きなところで何回も行ってるところに閉店間際などは新発売のものがあったら行ける(主にポケモンセンター) 個室のある飲食店 など人目につかないところや、行き慣れたところなら、という感じです

 

なるほど。

お子さんによって、合う場所というのは違うのかもしれないですね。

現在制作中の書籍でも、学校以外のさまざまな選択肢についても紹介しています。

インターネットで検索するとたくさんの情報を知ることができますが、「学校以外の選択肢」について知りたい情報がまとまっている資料がなかなかないんですよね。

こちらの書籍では一覧表にして、できるだけ見やすい形をとっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

「HSC×不登校」に関するアンケートは以上の2問だったのですが、そのコメント欄でこのようなご質問をいただきました。

 

実際HSCの子は不登校の子が多いんですかね? 行き渋りとかも含め……

 

確かに気になりますよね。

HSCだからといって必ずしも不登校になったり、行き渋ったりするとは限りません。しかし、学校の環境や現在の学校教育のシステムに合わないという子がいるのも確かです。

明確な統計データがあるわけではありませんが……ということで、Twitterでは、プロジェクトチームとして参考までに下記の記事をご紹介させていただきました。

 

【HSCと不登校】あの日の僕へ

 

また、現在制作中の書籍が、まさに「HSCと不登校」に関する不安をやわらげる内容を盛り込んだものとなっています。

HSCの第一人者であり精神科医の明橋大二先生、不登校新聞の石井志昂編集長、小学校の校長先生をお呼びして開かれた座談会の記事も必見です。

 

また、書籍になる原稿の一部がこちらのnoteですでに公開されていますので、ぜひご覧ください。

 

さて、これまで10回に渡ってお送りしてきましたアンケート記事ですが、今回がひとまず最後となります。

 

これからもアンケートは続きますので、ぜひ「HSC=敏感で繊細なこの明るい未来」書籍制作プロジェクトのTwitter @HSC_book_pj を覗いてみてください。

 

書籍制作プロジェクトを盛り上げようと始めたアンケートですが、参加してくださったみなさんのおかげで、多くのHSCのお子さんのことがわかり、また日々お子さんに寄り添ったお母さんたちの声が聞くことができてチーム一同大変嬉しく思っています。

 

制作中の書籍は、現在校正作業の真っ最中です。

まもなく、みなさんのお手元に書籍が届けられると思います。

ぜひ、手に取っていただき、傍らに置いて、いつでも参考にしてもらえたらと思っています。

楽しみに待っていてくださいね!

 

―追記―

制作中の書籍ですが、出版社からの出版が決まったことで、市販本としての仕様が施されることとなり、お届けできる時期が予定よりも遅れております。

装丁、校閲、DTP(デスクトップパブリッシング)、デザインなどがプロによって施されていまして、現在、6月4日印刷会社への入稿に向けて最終確認作業の真っ最中です。

完成は6月末頃の予定ということで、6月末~7月初旬にはみなさんのお手元に書籍が届けられると思います。

こちらの「活動報告」に、出版社である風鳴舎さんからのメッセージとスケジュールなどの詳細がございます。

楽しみにお待ちいただいているみなさま、本書を必要としてくださっているみなさま、お待たせして大変申し訳ございません。

「HSCを守りたい」…HSCを育てる私たち親だけでなく、HSCだったという方々の思いも含め、世の中にしっかりと届けられる本として完成させられるよう最後まで頑張りたいと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

斎藤暁子(kokokaku)