はじめまして。
「HSC安心の基地」構築メンバーのMeKeAlohaです。
HSCの10歳の息子と、HSCかも?という6歳の娘がいます。
息子の不登校をきっかけにHSCという概念に出会い、
私自身もHSPの特徴にあてはまることが多くあります。
今回は、『HSCの子育てハッピーアドバイス』の著者である明橋大二先生のトークセミナーに参加してきましたので、その様子をお伝えします。
このセミナーは、2019年1月14日(月・祝)に大阪で行われました。
最初の1時間ほどは、本の内容を抜粋しながら、明橋先生がHSCについて丁寧に説明してくださいました。
その後の質問タイムでは、質問内容についても先生のお答えについても、会場の多くの方がうんうんとうなづいて共感しているのがとても印象的でした。
いくつかの質問を紹介します。
(*先生のお答えについては、なるべく言葉通りにと思い、必死にメモしましたが、表現が異なるところがあるかもしれません。)
〇HSCであろう子どもは、不登校で、自己肯定感が下がった状態ですが、ここから自己肯定感を上げることができるのでしょうか?
不登校は心配ないことです。不登校になったらひきこもりになるというわけではありません。本当の自己肯定感を育てなおす機会です。家の中で見守られ、否定されずに関わってもらうことで自己肯定感は回復していきます。いいところも悪いところもひっくるめて、ありのままのお子さんを認めてあげてください。
〇HSCの子どもについて、学校に配慮をお願いしたいのですが、子供自身が特別扱いを嫌がります。どうしたらいいでしょうか?
学校の先生が、本人を特別扱いしていると思わせないよう、工夫することができるはずです。また、大きな声で叱らないなどという要請は、HSCだけでなく、全ての子どもに対する配慮になります。
〇HSCの概念を子供に知らせる良い方法がありますか?
『ハッピーアドバイス』を読ませてあげてください。HSCだと知ったことによって自己肯定感が下がったということはほとんどないように感じます。本には、HSCの良い面もたくさん盛り込んであります。
〇不登校の子どもだが、寝るたびに悪夢を見るので、子どもが恐怖で眠りません。どうしたらいいですか?
不登校になり、しばらくは落ち着かない時期を過ごし、少し落ち着いてホッとしたところで、今まで溜めていた嫌な思いや心のストレスを出せている状態ではないでしょうか。出し尽くしたら本当の自分を取り戻します。学校へ行きなさい!寝なさい!などと叱らずに、安心できる場所を作り続けることが最も大事です。
私も思い切って今悩んでいることを質問したのですが、
トークイベント終了後、隣席の方が「うちも同じでしたよ。大丈夫ですよ。」と声をかけてくださり、
子どもへの接し方や心がけていたことなどを話してくださったのです!
我が家だけではないんだ!大丈夫なんだ!と一気に心が軽くなりました。
そういえば、HSCの子どもを持つ保護者が多数集まる場所(オンライン以外)に参加したのは初めてのことでした。なんだか温かくほっとするような空気が流れていて、優しい気持ちになれる居心地よい空間でした。
質問タイム終了後、サイン会にも参加し、明橋先生からサインとメッセージをいただきました。
そこに書かれていたのは、
“人いちばい敏感な子は、人いちばい優しい子です”
本当にそう!優しくて自らが傷ついてしまう。こんなに優しい子たちがつぶされるのはおかしい。生き生きと活躍できる学校や社会や世界が実現できたらどんなにすばらしいか!と、胸をふくらませながら家路につきました。
MeKeAlohaさんへ
1/14明橋先生、トークイベント参加されてよかったですね。私も、そういう機会に遭遇したいです。九州でも行われれば是非参加したいです。
私も比較的近くに、同じタイプの子どもさんのいるママを見つけてHSCのことを伝えました。
そして、お互いに共通点が多いのと日常の不安を話せるので、交流を持つことでホッと出来る時間を共有しています。
とはいえ、お互い子どもの年は違い学校も違います。
日々、違うことで課題が見えたり、学校との関係を深く考えさせられます。
不登校をなくす世の中の動きが微細ながら始まっています。息子の通う小学校の校長先生が正に、そのようなお考えなのです。
とても臨機応変に、息子に対応してくれています。新たな試みで、足りない教員を補うため、複数の先生に交代で息子の対応にあたってくれています。そんな様子を私が客観的にみながら、時には口を挟みながら先生は息子の関わり方についてお願いをしています。
息子の成長と同時進行だし、先生によってお考えも対応も異なります。定期的に会議をもって息子への関わりについて細かな打ち合わせもやっていただいています。
いつでも、自宅で息子をみようという意思を持ちつつ、学科側の「学校に来てほしい」という意向を受けつつ日々送っています。
日進月歩。
実は昨夜も息子と、2日続けてお風呂に入らない という息子の意思と衝突があり、私は自分の言葉を息子が拒否することを受け入れがたく、都合よく主人のもとに逃げたことを、振り返って息子と話しました。
外部の刺激があると、とても疲れる息子。
義父、義母と夕飯、お風呂は一緒なのに、住む家は別々という生活スタイル。 そこに、息子の意思が入ると息子の疲れを癒すための空間、時間に制限がかかります。
息子も私も、本当はこうしたいという希望がありますが、主人の意向を優先して、我慢している生活があります。
その上、教室には馴染めない学校に、別室で毎日過ごす息子。日によって一日中、見守りが必要な息子。
本当に、優しい優しい息子です。しかし、外部(学校や、学校でのお友達の関係)の刺激を処理するため、私たちには時に攻撃的になります。
毎朝、息子がにこやかに学校に行ける状態を作るためわたし達夫婦は
続き〜〜
息子に負荷がかからないような関わりを心がけるようになりました。
今日は、朝 歩いて学科に行きたいと。
学校までは4キロあるので、本来バス通学。最近は、車で連れて行っています。
パパと2人で1キロほど歩いて、気持ちよく学校へ向かいました。
息子の毎日の笑顔のための日々です。
お互いに頑張りましょう。
(大変長くなりました。)
佐藤美幸さん、コメントありがとうございます!
HSCについて理解した上でお話できる存在は貴重ですよね。そんなホッとできる存在を見つけられた美幸さんの行動力が素晴らしいなと思います。
お風呂についてですが、うちの息子もなかなか入りません^_^
調子の良さそうな時を見計らって何度か入るよう促して入らせたら、やはり体の調子が悪くなるようで。
親の意見を聞きたくないわけではなく、何か調子悪いという自分の感覚を説明しにくいから、「入りたくない」という言葉で率直に伝えてくるのだと感じました。が、やはり気にはなりますよね^_^
学校については、いつでも自宅で見ようという美幸さんの覚悟が息子さんにとって安心材料になっているんだろうなぁと、
美幸さんが息子さんの気持ちに寄り添っている姿が思い浮かんで、あたたかい気持ちになりました。
親と同じく、子どもも試行錯誤の日々だと思います。私も今いる子どもに目を向けて、頭で考えるよりも心や体で感じること、
そういうゆるゆるとした状態で自分がいられること、
今はそんな自分自身のケアを大切にしています。
はい、お互いにがんばりましょう!
美幸さんのたくさんのメッセージにいろんな思いが込められていて、お応えするのにとっても時間がかかってしまってごめんなさい。
また勉強会などでもご一緒できたらうれしいです。
ありがとうございました。
MeKeAlohaさん
お返事ありがとうございました。
私も、学校の付き添いの日々に少々疲れを感じながらも、なんとか修了式を迎えられました。
丁寧なお返事ありがとうございます。
お風呂の件も、あの後息子の成長もあり、いつも私と一緒に入っていましたが、1人で入る!と意気込み、自分なりの楽しさを見つけたようです^ ^ママがいない方が、自分の好きなように出来て楽しかったよ!と。細かく細かく教えてくれるのも彼らしく頼もしさも感じました。
学校では、慣れてきた先生方から、もっと息子の学習を進めたい、と無理な学習の強要が始まり、私も息子も度々疲れすぎる場面がありました。外部の学校心理士の先生、福祉士の方、校長先生のお力添えでなんとか乗り切る中の修了式。
息子が一番信頼して安心感の持てる校長先生が、転任となり、校長先生も暗い気持ちが続いているとおっしゃっていただけています。息子の対応の仕方がわかったのに、転任となることは止められません。全職員に、私たち親子の心情を伝えてもらえてるそうです。また支援の先生の要請が叶わなかった分、1人息子について貰える先生を増やすことができた報告を頂きました。外部の心理士の方にも週に一度、定期的に学校訪問して息子を見守って貰える事となりました。
親がいなくても学校に居られる息子になれることを目標にしてもらっています。学校の教員は、どうしても学習を進めていくことが本文、何か成果が得られないと教師として意味を成さないと思いがちだと元校長先生は言われていました。
過敏な息子の状態を見て欲しいのですが、そのことだけでも人によって捉え方の度合い、意味合いが異なり息子との信頼関係に差が出てきます。
学習が進みにくいのを、学習障害なのかと疑ってみたり(私の中で)、身近な保護者に罵倒された事で私も焦りがあったり〜その経過の中、必要と思われる検査と診察を進めています。関わる病院、先生によって本当に客観的に良い意見も聞くことができています。息子が学校に行っている事で、逆に私と社会との関わりに弊害があり、驚きました。育てにくい、生きにくい空気を感じ、国内では誤解を生まない配慮が必要(不可欠)だと思いました。
理解の深い息子にも、細かく説明をして、誤解のない人格の表現のためのすべを私なりに伝えています。
外人の方からは「なぜ、病院に行くの?とってもいい子だよ!」と言われ、日本人のしての説明の難しさに閉口してしまいました。
外部環境と関わる分、オセロのように自分たちの色に変えて行かなくちゃいけないけれど、自分たちらしく出来るように前を向いて行こうと思います。