教頭先生は、家にこもりがちな琥博くんについて、「 少し外の世界に引っ張り出していずれ親から離れて自分で道を進んでいかないといけないんだよ」「勉強から逃げてるのが心配、掛け算の基礎九九だけは、あと漢字も少しづつでいいから」と言いました。 これは、夏休み前も同じ様に言われたことでした。 そのとき琴子さんは、「勉強は本人がやる気になればできます、今は傷ついた気持ちに寄り添って無くなった自信を取り戻すことが大事…」と、ご自身の気持ちを話したのでした。