
本記事は「心のサインを“回復の道しるべ”に変える6つの視点」シリーズの第6回です。
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心が限界に近づくと、身体は真っ先にSOSを出す
心が限界に近づくと、
身体ははっきりとサインを出します。
たとえば大人でも、病気ではないのに最近、
・胃の調子が悪く、何か不快感がある
・理由のわからない“動悸や圧迫感”が続く
・息が浅くなる、胸がつまるように感じる
といった身体の違和感を覚えることがあります。これらの症状は、
単なる体調不良ではなく、
「これ以上、情報を入れないで」
「もう考えるのをやめて」
という脳が発している“限界サイン”である場合があります。
身体症状は“弱さ”ではなく、心があなたを守ろうとする反応
これは弱さでも、病気でもなく、
あなたの心があなたを守ろうとしている反応です。
HSCの子どもにも同じ現象が起きる
HSCの子どもにも同じことが起こります。
・お腹が痛い
・頭痛
・気持ち悪い
・学校に行けない
・朝、体が動かない
これらは、
「あなたの心がもう限界だよ」
というサイン。
大切なのは、症状の“裏側”にある感情を読み取ること
重要なのは、
症状の“裏側”にある感情を読み取ること。
「休んでいい」「もう行かなくていい」——この許可が心を守り、回復を促す
そして、
「休んでいいよ」
「もう行かなくていいよ」
と伝えてあげることです。
身体の声に耳を傾けると、心の癒しが静かに動き始める
身体が示すサインに耳を傾けると、
心の癒しが自然と動き始めます。

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執筆者
斎藤 裕
『HSC子育てラボ』顧問/医師
妻との共著書に『ママ、怒らないで。』[新装改訂版](ディスカヴァ―・トゥエンティワン)、
『学校がつらいよ。無自覚な“学校信仰”がHSCの人生におよぼす影響』がある。
『HSC子育てラボ』顧問/医師
妻との共著書に『ママ、怒らないで。』[新装改訂版](ディスカヴァ―・トゥエンティワン)、
『学校がつらいよ。無自覚な“学校信仰”がHSCの人生におよぼす影響』がある。
編集者
斎藤 暁子
『HSC子育てラボ』代表/心理カウンセラー
『HSC子育てラボ』代表/心理カウンセラー

