こんにちは、kokokakuです。
昨年実施したクラウドファンディングで、「HSC安心の基地」となるコミュニティを構築するためのメンバーを募集しました。
そして、現在オンライン上でさまざまな交流をしながら構築中です。
今日は、そのメンバーのひとりである「ヒロタさん」が、先日の「HSC子育てラボオンライン勉強会」参加の際のレポートを寄稿してくださいました。
他のHSCママメンバーも執筆を予定しています。
いろんなHSCママ目線の話題や気持ちをお届けできることで、HSC子育ての輪や、安心も広がるといいなと思います。
はじめまして。
「HSC安心の基地」構築メンバーのヒロタです。
私はHSCだったHSP(Highly Sensitive Person・人一倍敏感な人)です。
そして5歳の息子の母でもあります。
2019年1月9日(水)に開催されたオンライン勉強会に初めて参加し、たくさんの学びを得ました。
【今回のオンライン勉強会の参加者は下記の皆さん】
- ナビゲーター:kokokakuさん
- kokokakuさんのご主人で精神科医の斎藤裕先生
- 定員2名の一般参加の方
- HSC安心の基地構築メンバー
今日の記事では、勉強会の多くの時間を占めた『HSS(刺激追求)型※を併せ持つHSCの頑張り過ぎで疲れてしまう状況に対する声掛け』についての話題を中心にレポートをお届けたいと思います。
※HSS型についての詳細説明はこの記事では省かせて頂きます。
頑張り過ぎてしまうHSS型を併せ持つHSC
今回の勉強会は、小学生のHSCのお子さんを持つ参加者Cさんのこんな質問からスタートしました。
息子が学級委員など頑張り過ぎてしまう。本人は頑張りたいようだけれど、母から見ると疲れ果てているように感じます。「頑張らないでいいよ」と声掛けしていますが、その対応はいいのでしょうか?
他の参加者の方でHSS型HSCだった方はいますか?
私を含め、3名の参加者がHSS型でした。
そこで質問者Cさんの参考になればと、それぞれの子供時代の様子をお話しする流れになりました。特に、頑張ることに対してどんな声掛けをして欲しかったか?について、当時の様子を振り返って話しました。
その結果、頑張るタイプだったのは3人とも同じでした。
印象的だったのは、周囲からの声掛けをどう捉えていたかについての気持ちがそれぞれに違っていたこと。
3人のうちの2人の方は下記のような内容のお話をしてくださいました。
「頑張り過ぎていることにも気が付かなかった。。もっと頑張れる、頑張らなくちゃ、と思っていたので、どうして『頑張らなくていいよ』と言われるのがわからなかった」
「優等生タイプだった。親は厳しくなく、頑張り過ぎなくていいよ、と言ってくれたが、そう言われるのは嫌だった。私は頑張りたいのになんで?と思った。」
そして、私は、といえば、
「当時、『頑張らなくていいよ』と言ってくれる人がいたら救われたと思う」と発言しました。
私の親は、親自身がものすごい努力家だったこともあり、とにかく頑張ることを常に要求されていたからです。ずっと優等生タイプできましたが、高校の終わりに爆発し不登校を経験しました。
今回のこの話からも、同じHSS型HSCであっても様々で、『本人にとって望ましい声掛けは一つではない』ということがわかりました。
ここで、そもそもどうして頑張り過ぎてしまうことになるのか?というところに、テーマは移っていきました。
HSCの『読み取る力の強さ』
『どうして頑張り過ぎてしまうのか?』について、最初に話題に挙がったのは、HSCの『読み取る力』の強さが関係しているということです。
忠誠心や人の気持ち全般(ここでは特に期待など)を読み取る力が高いので、相手を喜ばせようと頑張り過ぎてしまうんですね。
特に学校においては、先生の気持ちを汲み取り、意向に沿おうとしてしまう、というお話が出ました。
この話題の中で、Cさんからこんなお話がさらに出ました。
子どもに対して感情的に怒らないように怒り方には気をつけて接していましたが、賞賛が強すぎたかもしれないです。賞賛されていないといけないと思わせてしまったのかもしれません。。
ここに引用した以外のお話しからも、Cさんが様々な配慮をしてお子さんに接しているお母さんだなぁ、ということ、お子さんの気持ちを常に理解しようとされていることがひしひしと伝わってきました。
同じ母親としても頭が下がりましたし、見習いたいと思う部分がたくさんあり、そのお話を聞けただけでも今回の会に参加して良かったと、私は感じました。
その後、斎藤裕先生から『褒め』についてのお話しなどがあり、更に話が深まっていきました。
この続きは後編にまとめましたので、こちらからお読みください。→1月9日勉強会レポ後編