みなさん、こんにちは。HSC書籍制作プロジェクトのチームメンバーのなかむら みかです。

 

今回は前回に引き続き「HSC×敏感さ」についてのアンケートの結果をお伝えします。今回は、聴覚)以外についてです。

 

 

赤ちゃんの頃から敏感だなと感じることはありましたか?

 

 

結果は、あったが8割でした! やはり赤ちゃんの時から敏感だなと感じることがあった場合が多いようですね。それに回答数が128票とたくさんお答えいただきました。ありがとうございました。

 

いただいたコメントはこちらです。

 

チャイルドシートに座らせる時は毎回格闘でした。全力で嫌がる娘でしたが、座らせるしかなかったので無理やり乗せていました。イロイロ策を考えやり過ごしましたが、やっぱり大変だった記憶が残っています

 

産後、新生児室では眠れず。私と個室で二人だと少し寝たけど物音でなく気配で起きてしまいました。目は見えなくても常に明るさの違いに反応して光の方を目で追っていました。おくるみに巻かれると弱々しく泣くので巻けず…おしゃぶりも恐らく匂いと感触が受けつけず。現在も五感全て過敏。感受性の気づきは2歳からです

 

なるほど。HSCのお子さんは、赤ちゃんの時から、周りからの刺激を感じ取りやすいようですね。

 

では次は、特に苦手な感覚についての質問です。

 

 

HSCの敏感さについて…苦手なものはありますか?

 

 

結果は、服のタグや肌触りなどが過半数で一番多かったです! 次いで、握手やハグ、不意に触られることと続きました。

 

コメントをいただきました。

 

息子は8歳くらいから人の視線に過剰に敏感です。特に電車内では顔を上げられなくて下を向いたり、本を読んだふりをしたりしています。以前は平気だったのでHSCだからなのか年齢的なものなのかはわからないですが

 

服のタグより、形によって苦手なものがあります。あと、長袖の上に長袖を着た時の袖の寄りも。人に対して過敏反応するので、視線も気になるし近づいてきたり話しかけられたりすると嫌がります。母親が人と話すのも嫌がります

 

服のタグを嫌がるという話はわりとよく耳にしますが、人の視線が気になることも多いようですね。

 

 

お子さんが初めて行く場所ではどんな様子ですか?

 

結果は、親の後ろに隠れてついて行くが一番多かったです。次いで、固まって中に入ろうとしないと続きました。

 

以下のコメントをいただきました。

 

幼少期は、大音量さえなければ、抱っこしていれば大丈夫でした。なので、ほとんど抱っこをしていました

 

抱っこから離れずに『帰るー!』と泣くタイプでした! 一人では逃げられないから。成長とともに今はそこまではないけれど、緊張した顔はしていますし、初めての場所は安心できる人と一緒じゃないとまだ無理ですね

 

人目を気にする子なので隠れたり逃げようとしたりはしませんが、緊張しています。初めての場所は事前にネットで写真を見せたり、グーグルストリートビューで道順を辿って見せたりする視覚的な支援と、予定を明確にしてなるべく見通しがもてるよう伝えています

 

長男はHSSを兼ねているのでワクワク。しかし子どもが多い遊技場など、本人にとってNG環境だと入るのを拒否します。次男は固まることが多いです。そういう場合は2人とも抱っこが有効でした

 

初めての場所でも似たような場に行ったことがあると魅力を感じないようで、本人の好奇心をくすぐる場かどうかにより反応が違う印象です。人がとても多く苦手な環境でも、初のテーマパークは興奮していました

 

やはり、抱っこで安心安全を確保するということが多いようですね。とはいえ長時間の抱っこはお母さんも大変ですよね。

息子がもっと小さい時、いろいろなところに連れていってあげたい気持ちと、不安にさせてしまったらつらいだろうし自分も大変だから……と葛藤したことを私も思い出します。

その子にあった支援をすることで見通しを立てるということも、安心できてとてもいいですね!

それからHSCの中でも、HSS(High Sensation Seeking=好奇心が旺盛で刺激を求めるタイプ)の傾向が強いお子さんの場合は、また反応が違うようですね。

 

さて、こうして、2回にわたって「HSC×敏感さ」について見てきましたが、いかがでしたか?

 

次回は、「HSC×生活」(家の中)についてのアンケートの結果をお伝えしたいと思います!

お楽しみに!